「ドラム式洗濯機に憧れるけど、日本ではなぜかあまり普及していないよね?」
そんな疑問を抱えている方は少なくないのではないでしょうか。
実は、我が家も長年愛用してきた洗濯機を新しくする際、縦型かドラム式かで大いに悩みました。
そして、最終的にドラム式洗濯機を購入しました。
本文では、ドラム式洗濯機が日本で普及していない理由と、我が家がなぜドラム式洗濯機を選んだ理由についてご紹介します。
日本でドラム式洗濯機が普及しない理由
- 価格が高すぎる
- 乾燥機のニーズが少ない
- 洗浄力が弱い
- 設置スペースがない
- メンテナンスがめんどくさい&壊れやすい
我が家がドラム式を購入した理由
- 「洗剤自動投入機能」と「温水洗浄機能」を搭載した手頃な価格の洗濯機を選んだから
日本でドラム式洗濯機が普及しない理由は?
2022年の時点で、日本のドラム式洗濯機の普及率は約20%と言われていますが、普及しない理由には以下のような点が挙げられます。
- 価格が高すぎる
- 乾燥機のニーズが少ない
- 洗浄力が弱い
- 設置スペースがない
- メンテナンスがめんどくさい&壊れやすい
本体価格が高すぎる
ドラム式洗濯機の普及が進まない主な理由の一つは、その高い本体価格にあります。
例えば、市場で人気の縦型洗濯機は大体10万円弱で購入できますが、ドラム式洗濯機は約2倍の20万円程度で販売されていることが多いです。
年間の水道代を比較すると、縦型洗濯機の方が約7000円高く、7年間使用した場合この差額は約5万円になります。
しかし、水道代を考慮しても縦型洗濯機の方が安い計算になりますね。
よほどメリットがないと手が出しにくい価格ですよね。
乾燥機のニーズが少ない
日本でドラム式洗濯機の普及が進まないもう一つの大きな理由は、乾燥機に対するニーズの低さにもあります。
日本には外干しの文化が根強く、無料で干すことができるのにわざわざ電気代をかけて乾燥機を使用することに対して抵抗感を持つ人も少なくありません。
さらに、乾燥機で扱えるアイテムは限られていて、品質表示タグをきちんと見ていくと、乾燥機に入れられるものがタオルくらいしかなかったりします。
タオルしか入れられないのに20万円!って考えると購入を躊躇ってしまいますよね。
洗浄力が弱い
ドラム式洗濯機に関しては、洗浄力が弱いという意見がよく聞かれますよね。
これは、
- 欧米の洗濯は「硬水×熱水」
- 日本の洗濯は「軟水×冷水」
ということにも関係しています。
軟水は洗剤の泡立ちが良く洗浄力が高いお水なので、日本だと縦型でジャブジャブ洗う方が理にかなっているんですよね。
ただ、最近のドラム式は性能が向上していて、以前ほど洗浄力の差は無くなっていますよ。
設置スペースがない
ドラム式洗濯機は重くて大きいので、設置できないというご家庭も多いかもしれません。
ご自宅がドラム式洗濯機の防水パンを備えている場合は問題ありませんが、古い日本の住宅では洗濯機置き場にスペースがなかったり、床の補強が必要な場合もあります。
賃貸住まいで引っ越す可能性がある方は、比較的設置が簡単な縦型洗濯機を選ぶ方が無難ですよね。
メンテナンスがめんどくさい&壊れやすい
ドラム式洗濯機には、排水フィルターと乾燥フィルターの2種類のフィルターがありますが、特に乾燥フィルターのメンテナンスは手間がかかるという点も挙げられますね。
乾燥フィルターは毎回の使用後に掃除する必要があり、これを怠ると乾燥ムラになってしまうこともあるんです。
また、ドラム式洗濯機は縦型洗濯機に比べて埃が溜まりやすく、メンテナンスしないと故障の原因になることもあります。
ズボラさんには煩わしい作業なのではないでしょうか。
デメリットも多い中、我が家がドラム式洗濯機を購入した理由について、次の章でご紹介します。
普及率が低いドラム式洗濯機を我が家が購入した理由は?
我が家がドラム式洗濯機を購入したのは「機能へのこだわり」
我が家では、20年モノの洗濯機買い替える際検討した結果、ハイアールのドラム式洗濯機「JW-TD90SA」を購入することに決めました。
この決定に至った背景には、「洗剤自動投入機能」と「温水洗浄機能」を搭載した手頃な価格の洗濯機が欲しかったという理由があります。
当初以下のような条件だったので縦型の洗濯機で十分だったのですが…
- 在宅勤務のため洗濯物を干す時間は取れる
- 手持ちの服の中に乾燥できるものがほとんどない
- 浴室乾燥機があるので洗濯機の乾燥機能は必須ではない
旦那が、
- 洗剤自動投入機能が欲しい
- 温水洗浄機能が欲しい
というところにこだわったため、乾燥機能なしのドラム式洗濯機を選ぶことにしました。
縦型洗濯機に洗剤自動投入と温水洗浄を搭載したモデルは10万円以上するんですよね。
それに比べて「JW-TD90SA」は安価な点がメリットで、夫婦二人暮らしの我が家のニーズにはぴったりでした。
実際にドラム式洗濯機を使ってみた感想
結論として、ドラム式洗濯機で懸念されるデメリットは実際には感じられませんでした。
最新のドラム式専用洗剤の性能が良いのか、洗濯後のニオイは気にならず、洗浄力も十分だと感じます。
タオルがボロ雑巾のようにゴワゴワになるという意見もありますが、タオルモードで洗ったり、水量を多めに設定することでその問題は解消されました。
(ただし、乾燥機のようにふわふわになるわけではありません。)
また、脱水時を除いて、機械の動作音は気にならないレベルのため、マンションでの深夜の使用を考えていなければ、騒音の問題は大きくないと思います。
洗剤自動投入機能や温水洗浄の便利さにも満足していますので、乾燥機が特に必要でないなら「JW-TD90SA」はおすすめですよ。
日本でドラム式洗濯機が普及しない理由まとめ
以上、日本でドラム式洗濯機が普及しない理由と、我が家がドラム式洗濯機を購入した理由についてご紹介しました。
価格や洗浄力の問題などがあり、日本ではまだまだ普及していませんが、性能もだいぶ良くなってきていますので、ニーズにマッチしているならドラム式洗濯機を選んでみてはいかがでしょうか。